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ゆるめの宝塚ファンによるあれこれ。ご贔屓は明日海りお。

花組「A fairy Tale-青い薔薇の精-」感想

観てきました。

始まるまではチケット取れないかも…とひやひやしてたのですが

なんとか1回確保できました。

おそらく大劇場で、みりおちゃんを見れるのは

これが自分の中で最後。 

ただ初日が開いたばかりなので実感はあんまり無く不思議な感じですね。。

 

 

拙いですが思ったことなど。

※ネタバレ注意です。

「A fairy Tale-青い薔薇の精-」

 

タイトルの名前の絵本がお話に出てくるのですが、

お芝居そのものがまるで外国の絵本を読んでるかのような作品。

ストーリーも舞台セットも曲もすごく美しくて芸術的でした。

(ずっとみりおちゃんの退団公演は

雪組トップの朝海ひかるさんの「堕天使の涙」のような、作品がいいなと

ほんとに勝手思ってたのですが、

まさか同じ演出家の植田景子先生で、雰囲気も少し似ている感じだったので

感慨深いです……)

 

青い薔薇の妖精のビジュアル、

あんまり好みではなかったけど、舞台で見ると

人間と同じ空間に居る時、ひとりだけ本当にファンタジーの世界から出てきた妖精のようで、

幻想的で良かったなあと思いました。

青い薔薇になる前の金髪姿も可愛いので好きです。

 

華ちゃんは、初トップ作品で少女からおばあちゃんになるまで

演じる役。まったく想像してなかったので驚き。

しかも年相応な演技がとても良かったのでさらにびっくり。

少年か少女のイメージしかなかったので…。

歌も制作発表とか見て心配してましたが杞憂でしたね。

役に乗せて歌うのが上手かった。

 

ストーリー的には

社会的な話や人間のどろどろした部分も織り込まれてますが、

真剣に考えると結構つっこみどころあります。

が、それは敢えてぼかしていて

あくまでも妖精と少女のおとぎ話になるようにしたかった

んじゃないかなと思いました。

 

自分的にもっとも印象的だったのはラストシーン。

少女だった頃に出会ったシャーロットという女の子と(華ちゃん)と薔薇の妖精(みりお)が、

ラストシーンでは少女はおばあちゃんになり、みりおは妖精の姿のまま再会するのですが、

それが私の中のみりおのイメージに本当にぴったり重なった。

何年経ってもいい意味で変わらず、

時の流れを感じさせない美しさのまま卒業していくんだなあ…と。

 

そして

"時間は止めることはできず、流れていくけれど

永遠に変わることなく、誰かの胸に生き続けるものもある"

というテーマも。

長い間トップに居てくれて、もうみりおちゃんの見れない宝塚なんて

想像もできなかったけど、

居なくなってもそこに存在したことはもちろん忘れないし、

ずっと想っていてもいいんだという風に思えた、

そんなラストでした。

 

 

 

 

 

 

 

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